「FX取引」と「株式投資」はよく比較されるものですが、具体的にはどこが違うのでしょうか。
「FX取引」と「株式投資」の違い
○投資対象
FX:法定通貨
株式投資:企業(が発行する株式)
○投資対象数
FX:およそ180種類の法定通貨
株式投資:国内の上場企業の数(3000以上)
全ての通貨ペアを扱っているFX業者は存在しません。
少ない業者の場合、30種類くらいしか対象にできない場合もあります。
ただ、「投資対象に関して迷わなくて済む」という側面もあると言えるでしょう。
○トレードできる時間帯
FX:平日24時間+土曜日の朝
株式投資:平日9時~11時30分、12時30分~15時
「いつでもトレードができるか」という点では圧倒的にFXが勝っています。
副業としても取り組みやすいはずです。
○変動の要因
FX:国の金融政策や経済情勢など
株式投資:企業の業績、景気、政治経済の動きなど
「FX」と「株式投資」では、「価格変動を分析・予想するためにチェックするべきもの」が異なります。
したがってFXと株式投資を平行するのは難易度が高いと言えるでしょう。
○レバレッジ
FX:国内FXでは25倍まで/海外FXでは最大数千倍の業者も
株式投資:信用取引以外ではレバレッジはかけられない
国内FXでレバレッジ倍率を25倍に設定したとします。
この場合、例えば元手が400円でも、「400円×25倍=10000円」分のトレードを行うことができます。
資金効率については大幅にFXのほうが優れていると言えるでしょう。
○「少額資金」での始めやすさ
FX:10円以下でも始められる
株式投資:少なくとも数万円は必要
「株式の価格」は決して安いものではありません。
一方、FXの場合は「対象が通貨であるため安く、レバレッジもかけられる」ため、10円以下からでも始めることができます。
株式投資の主なメリット
配当金:成績のいい企業の株式を買っていれば、配当金を受け取ることができます
優待:株式を持っているだけで、その企業の商品やサービスを利用できる場合があります
※株主優待を用意していない企業もあります。
FXの主なメリット
・少額資金でOK
・レバレッジ
・平日24時間取引OK
FXのほうが始めるためのハードルが低いと言えるでしょう。
ただし、株式投資でいうところの「配当金」や「優待」に該当するようなものはほぼありません。
まとめ
まずはFX取引からチャレンジすることをおすすめします。
ちなみに、ほとんどのFX業者において、FX口座の新規開設を無料で行うことができます。