FX投資では、いろいろな格言(名言・ことわざ)があります。投資の格言は具体的で理屈っぽいのが特徴です。それは言い換えると、実行可能でトレードに組み込みやすい格言が多いということです。
この記事では、数ある投資の相場格言の中から私がハッとさせられた格言ベスト10を紹介します。
1:いのち金には手をつけるな
→「生活費など、失ってはいけないお金を使うな」という意味です。FXなどは「最悪の場合全て失ってもいいお金」で行いましょう。それが精神的安定・安定投資につながります。
2:当たり外れは世のならい
→「当たる場合も外れる場合もある。一回の取引であたふたせず、トータルの成績で判断するべき」という意味です。プロトレーダーでも毎回勝っている人はいません。
3:相場に過去はない
→「もし、あのとき○○していたら△△になっていたのに」などと後悔しても意味はないということです。※ただし過去のチャートを分析する事は必要です。
4:見切り千両
→「見切り、つまり損切りには千両分の価値がある」という事です。FXが下手な人は、適切に損切りすることができず、どんどん含み損を膨らませていきます。
5:閑散に売りなし
→「閑散、つまり相場があまり動いていない状態で無理に売る必要はない」という事です。この格言に関しては、もっと幅広く「ときには売り買いせず、様子を見たほうがいい場合もある」と捉えておきましょう。
6:売り買いは三日待て
→「慎重に三日考えてから売り買いせよ」という意味です。もちろん「三日」というのは物の例えであり、その間に売り時・買い時を逃すこともあります。ですから、この格言は「勢いで売り買いせず、きちんと考えて売り買いせよ」というニュアンスで捉えておくべきです。
7:卵は一つのカゴに盛るな
→「分散投資をして、リスクヘッジをせよ」という意味です。ただし「全ての場面で分散投資が最善」という事はないので、「分散投資も選択肢に入れよ」くらいに捉えましょう。
8:相場は常に正しい
→「こんな相場になるはずがない!」と言い訳しても意味がないということです。
9:人の商い、うらやむべからず
→「他人の利益をうらやんではならない。自分も大儲けしようと思うと、無謀な投資をしてしまう可能性がある」という事です。投資は常にマイペースで行うことが大事です。
10:百冊の理論書は一回の売買にしかず
→「取引を重ねて得られるノウハウや経験は、大量の理論書から得られる知識に勝る」という意味です。ただし、「とにかく取引をし続ければいい」という極端な捉え方をするのは厳禁です。
おわりに
色々な格言を紹介しましたが、解釈が分かれるものもあると思います。本当に重要なのは「格言について自分自身で考えてみて、実践に活かす」ということです。