FXの収益は必ず納税する必要があり
コロナ禍の今、投資熱も高まり、FXで稼ぐ人が増えています。FXには税金がかからないと思っている人や、払う義務があるのを知りつつもばれないと思い払わずに、様々な理由で納税していない人がいるかもしれません。
確かに、FXでの収益がそこまで大きくない場合はバレにくいという現実がありますが、それでも「いつか調査対象になるかも」とビクビクしながらの生活は良いものではありません。もし調査が入れば追徴金も発生します。そう考えると、払うのを躊躇してしまう気持ちもわからないではないですが、税金は払う義務がありますので、ここはしっかりと納税を行ってください。
納税義務が発生するパターン
FXでは、どういった人に確定申告の義務が生じるのかを知りたい人のために、下記のパターンが存在します。
●サラリーマンや年金生活者で、年20万円以上の利益を得た人
●専業主婦など、特に収入を得ていない状態で年38万円以上の利益を得た人
●自営業やフリーランスで、年38万円以上の利益を得た人
納税対象となる利益や税率とは?
ここでいう「利益」とは、確定している利益のことで、プラスの状態とはいえ決済せずにポジションを保持しているような場合には納税の義務は生じません。そして、FXでの利益は基本「雑所得」扱いとなります。
つまり、通常の雑所得での確定申告と同じ流れになりますので、税理士や税務署の人に相談しつつ確定申告をこなしていってください。ただし、法人化して投資関連をメインにした事業をしている場合などには、「事業所得」として扱われる場合があります。
なお、FXの利益にかかる税率は一律で20%となります。この部分は、稼いでいる人にとっては、非常にありがたいところですよね。その他の収入の場合、稼げば稼ぐほど税率が上がっていく「累進課税」なので、一律20%は魅力的に見えるかもしれませんね。